脱毛の基礎知識

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部分脱毛の効果はいつから感じられる?

実際に部分脱毛の効果を感じるのは何回目から?

医療脱毛の部分脱毛の効果を実感できるのは何回目からですか?と多くの患者さんからご質問があります。
クリニックで使用する医療レーザーは、エステで使用されている光脱毛より高い脱毛効果を発揮します。
勿論個人差はありますが、1回の照射でも確実に毛量の減りを実感することが出来ます。
回数的にも、医療脱毛は、エステで行われている光脱毛の約3分の1の回数で脱毛が完了するといわれています。

実際に1回の照射後の経過としては、効果が出始めるまでには少し時間がかかります。
レーザーを照射した際、光のエネルギーが毛根に伝わることによって根元から破壊され、その毛が2~3週間かけて皮膚表面に押し出され、ポロポロと抜け落ちていきます。
照射すぐには効果が感じられないと焦らずに、そのまま2~3週間はしっかりと経過をみることが大切です。
すぐに抜け落ちる毛は、元々抜け落ちるはずだった時期の毛で、成長期の毛は、このようにゆっくり時間をかけて抜け落ちます。
通常はレーザー脱毛後、2週間後くらいに抜け落ち始め、3週間から1ヶ月経った頃にはツルツルになっていきます。
これは1回目から出る効果ですので、1回目からでも十分効果は感じられます。

しばらくツルツルの期間が続いた後でも、再びムダ毛は生えてきます。
そして、毛周期サイクルに合わせて、生えてきたムダ毛をまたレーザー脱毛していきます。
これを繰りすことで、生えてくるムダ毛をどんどん少なくしていきます。

1回目の脱毛後は、ツルツルの状態になってから1ヶ月半~2ヶ月程度で、ほぼまた元通りの毛量の状態になってきます。
3回目からは毛量がぐんと減り始め、自己処理の回数が少なくなり、毛が生えてくるスピードも遅くなってきます。
回数を重ねるごとに変わるのは、毛が生えてくるまでの期間と毛の量、細さなどです。

どうして脱毛の効果は1回で得られないの?

医療レーザー脱毛は、毛に含まれているメラニン色素に反応するレーザーを照射して、毛根部分にある毛乳頭を破壊するというものです。
毛には、成長期、退行期、休止期という毛周期があります。

この毛周期の中で、毛乳頭を破壊できるのは成長期の毛だけです。
成長期以外の毛にレーザーを照射しても毛乳頭を破壊できないため、レーザーを照射した後でも毛が生えてきてしまいます。

因みに、エステサロンでこの毛乳頭を破壊する行為は違法です。エステ脱毛で効果が得られないのはこのためで、医療脱毛とエステ脱毛の、絶対的な違いとなります。

成長期の毛は全体の約20%にとどまるため、1回の脱毛でムダ毛がなくなる割合は、全体の10~20%以下であるといわれています。

毛周期のサイクルは毛質や部分によって違うため、そのサイクルに合わせて脱毛をしていくことが、効果的に脱毛するためにはとても重要となります。

また医療レーザー脱毛には、毛の色が濃くて太い毛の方が効きやすく、毛の色が薄くて細い毛には効きにくいという特徴があります。
以上の理由から、1回の脱毛だけでは、自己処理が不要になる程の効果は得られません。

施術回数を重ねていくと毛周期はペースダウンしていき、回数を重ねるごとに照射回数の期間も大幅に変化していきますので、期間を空けながら、数回の脱毛を行っていく必要があります。

どれ位の回数でムダ毛がなくなるかの目安

医療脱毛は、脱毛が完了するまでに5~6回かかるといわれています。
目指す状態やもともとの毛量によって個人差ありますが、5回くらい脱毛すると、部分や個人差にもよりますが、ほぼ太い毛はなくなり、日常のムダ毛処理がかなり楽になります。
全くの無毛にはなりませんが、ある程度の産毛までは綺麗に無くしたい人には8回以上がお勧めです。

また、部分や毛質、毛量によっても回数は微妙に変わってきます。
例えば、VIOなどは毛量が多く毛質が太めなので、他の部分よりも時間がかかります。
産毛が多い背中などの部分も、レーザーが反応しにくいので時間がかかりやすい部分となります。

部分別・脱毛効果が得られる回数と時間・特徴

目指す脱毛効果は、個人差がかなりあります。また部分ごとに必要な施術回数が違うため、おおまかな部分の回数について説明します。

  • 脇 5~7回 (10カ月~15カ月)

脱毛部分で一番人気の脇脱毛。脇毛は他の部分よりも毛が太く範囲も狭いため、最も脱毛効果を実感しやすい部分です。

  • Vライン 6~10回 (16カ月~24カ月)

下着を選ばずに着ることができるようになると人気のVライン(ビキニライン)。
Vライン(ビキニライン)の毛は脇毛のように色が濃くて太いため、医療レーザー脱毛が効きやすい部分となっていますが、どこまで毛量を減らしたいかにもよって、回数や期間は変わってきます。

最初は毛量を減らすだけでもよいと思っていた方でも、衛生面の快適さなどから、全処理(無毛状態)を希望する方が多く、回数を追加される方が多くいます。

  • I・Oライン 6~10回 (16カ月~24カ月)

最近人気を集めている、IOライン。無毛状態にする方も増えてきています。
IOラインの毛もビキニラインのように色が濃くて太いためレーザーの効果が、しっかりと出やすい部分となります。

しかし、IOラインは色素沈着が比較的強い部分のため、火傷や皮膚トラブルを防ぐためにVラインよりも低い出力で照射をしないといけません。
最初から強い出力で照射するのが、上記の理由や痛みの関係で難しい為、

弱い出力から脱毛する方が殆どで、他の部分よりも回数がかかります。
しかし、ビキニラインよりも平均的に毛量は少ないので、ビキニラインの全処理よりは、回数は少なめで済むケースが多くみられます。

痛み軽減の為に表面麻酔を使用すると、かなり痛みが楽になりますので、初回からエネルギーを上げての照射も可能となりますが、しっかりと皮膚色を見極めるのが大事になってきますので、エステサロンよりも、医師が在住する脱毛専門クリニックでの照射が絶対的にお勧めです。

  • 顔 8~10回 (16カ月~24カ月)

化粧ノリが良くなったり、毛穴がきゅっとひきしまり、顔色が明るくなったりすることから、顔脱毛は大変人気です。
顔脱毛には、鼻下や顎のヒゲだけを脱毛するものから顔全体を脱毛するものなどがあります。

値段的には顔全体をしたほうがリーズナブルなため、顔全体を、全身脱毛にプラスして脱毛される方が多くいらっしゃいます。
顔は身体に比べて、毛周期サイクルが早く、また毛も細いので、通常は身体よりも多い回数が必要となります。

  • うなじ・背中・腹・胸・大腿・尻(細い、産毛のような毛の部分)8回~9回 (16ヶ月~22ヶ月)

自分では自己処理をしにくいうなじや背中も、脱毛を希望される方が多い部分です。背中の毛は色が薄くて細いため、レーザーが効きにくい部分だと言われています。

しかし、当院で使用しておりますダイオードレーザーは、細い毛にも効果が出やすいと言われており、産毛にもある程度の効果があります。

  • 腕 4~6回 (8~12カ月)
  • 膝下 4~6回 (8~12カ月)

太くしっかりした、膝下、肘下の毛は、脇と同様に大変効果が感じられやすい部分です。
自己処理も早い段階で楽になってきます。

脱毛を開始する時期の目安

脱毛を始めるのに最適な時期は秋から冬にかけてで、紫外線が少なく、お肌の露出が増える夏までに、脱毛をある程度終わらせることが出来るというメリットがあります。

紫外線が多い時期は、肌が日焼けをしてしまう可能性があるため、脱毛を始めるタイミングとしてはあまりよくありません。
肌が日焼けをしていると、脱毛レーザーの効果が落ちてしまうだけでなく、火傷のリスクも高まるからです。

脱毛レーザーの仕組みは、レーザーがメラニンに反応して照射され、照射された部分に集まった熱で毛根を破壊してしまうというものです。
肌が白い場合は黒いムダ毛だけにレーザーが照射されるのですが、肌が日焼けをして黒くなると、その黒くなった肌にもレーザーが反応する可能性があり、肌が火傷をしてしまうだけでなく、本来レーザーを当てたい毛に対してレーザーが当たりづらくなり、脱毛効果自体も下がってしまいます。

また、脱毛を始めるのにベストな年齢は、ムダ毛処理の時間の削減を考えると、ホルモン状態が安定している場合であれば、早ければ早いことに超したことはありません。

医療レーザーの仕組みについては前述したとおり、黒い色にレーザーが反応して照射され、ムダ毛に蓄積した熱で毛根を破壊するというものです。
レーザーは黒い色に反応するため、白髪になってしまったら反応しませんので、脱毛することができません。

もちろん、ニードル脱毛などの別の脱毛方法はありますが、医療脱毛よりも高額になることが多いのと、かなりの痛みを伴うため、あまりお勧めできません。

やりたいと思ったその時が脱毛を始める時期です。早いうちから脱毛することで、ムダ毛処理に費やす時間が削減され、別のことに時間を使うことが出来ます。また、ムダ毛処理を繰り返して、肌を傷めることもありません。

脱毛効果を高めるために日常生活で気を付けること

1. 保湿

まずは肌の水分量を高めるようにしましょう。肌が乾燥してしまうとエネルギーが毛穴にしっかりと届かなくなって、脱毛効果がしっかりと出なくなってしまう可能性があります。
また肌の水分量が少なくなり乾燥が強くなると、やけどなどのリスクが高まりますし、肌のターンオーバーが乱れ、埋もれ毛を作る原因にもなってしまいます。
肌の水分量保持は、脱毛をしていくうえで、欠かせない要素となってきます。

2. 紫外線対策をする

保湿と同様にに紫外線対策は必須です。
脱毛の光は黒い部分に対して照射されますが、日焼けをしてしまうと光が分散されてしまい脱毛効果が弱まり、火傷のリスクも高くなります。日焼け止めは1年中、しっかりと塗り、同時に飲む日焼け止めも使用しましょう。
新宿クレアクリニックで扱っております、飲む日焼け止め「ソロプロ」は、紫外線を24時間カットしてくれるだけでなく、くすみやしわの原因となる、糖化に対して、抗糖化作用があり肌の透明感をアップさせることが出来ます。

3. 毛抜きをやめる

脱毛期間中は毛抜きや市販の脱毛器での、抜くという自己処理をやめる必要があります。
自己処理を繰り返したことで、乱れた毛周期を整えていかなければ、効果的にムダ毛をなくすることが出来ません。
剃ったりする自己処理は問題ありませんが、剃刀ではなく、電動シェーバーの使用が、お肌を傷めないのでお勧めです。

4. ホルモンバランスを整える

ワキや陰毛は大人になれば誰でも生えてきますが、顔、お腹などのムダ毛は、男性ホルモンの働きが活発になって濃くなってきます。
ホルモンバランスが崩れて女性ホルモンが減ってくると、男性ホルモンが優位にたち、ムダ毛が濃くなってしまいますし、ニキビが増えたりすることもあります。

脱毛してもムダ毛が薄くならないようなら、男性ホルモンが増えてしまっていることも考えられます。
ストレスを解消したり、しっかり睡眠をとる。規則正しい食生活をしたりすることでバランスが整っていきます。

5. 毛周期に合わせた脱毛を

ムダ毛の生えている部分ごとに毛周期が違います。ですので、すべての部分の脱毛を同じ間隔で行っても同じようにムダ毛が無くなるとは限りません。
回数を重ねれば脱毛効果が得られるのではなく、成長期のムダ毛に合わせて、正しい出力で脱毛していくのが、効果的に脱毛をしていく重要な方法となります。

新宿クレアクリニックでは、この毛周期を患者様個々に合わせてしっかりとアドバイスを行い、また、少ない回数で効果が出るレーザー出力設定にも、数ある症例数をもとに、脱毛専門クリニックならではの拘りをもって行っております。

なによりも少ない回数で効果的に結果が出る、患者様第一の医療脱毛を大切にしております。

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