脱毛の基礎知識

熱破壊式(ショット式)脱毛とは？

熱破壊式(ショット式)脱毛とは、高出力のレーザーを照射し、発毛組織である毛乳頭・毛母細胞を破壊できる非常に高い効果が望める医療レーザー脱毛法の一種です。
強力なレーザー光を毛根の発毛組織に届けることで、永久脱毛効果が期待できます。
熱破壊式(ショット式)脱毛は、他の脱毛方法と比べて確実な効果が得られるため、最近では、熱破壊式(ショット式)の機械を使用しているクリニックをご自身でしっかり調べて選択される方が多くいらっしゃいます。
熱破壊式(ショット式)脱毛は、肌へのダメージを最小限に抑えることができ、より安全に全身脱毛の施術を行うことが可能です。
しかし、しっかりとした効果を出していくためには、皮膚の状態や毛の色、質などを見極め、適切なレーザーの出力・照射方法・施術回数・施術間隔を設定する必要があります。

高い効果を発揮！2パス照射とは？

同じ熱破壊式(ショット式)脱毛でも、レーザー照射の出力、照射方法によって、効果の出かたには個人差が出てきます。
マニュアル通りの弱い出力でだらだらと照射していては、なかなか毛が減らないばかりか、逆に毛を元気にして硬毛化などの原因になってしまう可能性があります。
せっかく高いお金と時間を費やして医療脱毛をするのに、逆に毛が濃くなったり増えてしまったりしたのでは元も子もありません。
新宿クレアクリニックでは、熱破壊式(ショット式) ・ライトシェアデュエットのみを毎回使用して全ての脱毛を行っています。
ご予約の時間にあいている機械を使用し、毎回機械を変えて施術するクリニックもあるようですが、当院は１院制の強みと拘りを活かし、毎回必ず熱破壊式(ショット式)・ライトシェアデュエットのみを使用しております。
全身どの部位にも使用していきます。毛の太さや密度は、脱毛の照射回数を重ねる毎に毎回変わってきます。
その為、機械の設定マニュアルに合わせるのではなく、個別に照射出力や照射方法を変えていく必要があります。

新宿クレアクリニックでは、照射ごとにその方の毛の状態を見極め、出力を個別に設定をしていくオーダーメイド脱毛が可能です。
患者様第一主義で、全身脱毛に最大4時間をかけ、高い出力を2回重ね打ちし高い脱毛効果を出していきます。
これは脱毛専門クリニックとして11年間、数多くの症例を重ねてきた当院独自の照射方法です。

開院当初は、推奨の出力、つまり他院と全く同じ出力で打っていましたが、なかなか毛が減っていかず、多くのクレームをいただきました。
「脱毛専門クリニックだったら、ちゃんと毛を無くしてください！」その言葉を真摯に受け止め、どうしたら毛を減らすという結果にコミット出来るのか？日々研究を重ねて生まれたのが、この２パス照射です。

そうかと言って、あまりに高い出力で打ってしまうとかなりの痛みを伴い、また火傷などのリスクが増してしまいます。
2パスの打ち方も個人の痛みの具合やその日の体調、肌の状態に応じて、連続照射にするか、または１パスを２回重ねるかなど、都度様子をみて変えていきます。
また2パス照射後の肌に負担を与えないよう、脱毛終了後には鎮静美肌作用に効果がある、KAMAアーユルヴェーダオイルを使用したマッサージ塗布も無料で行っております。
ただ脱毛して毛を無くしていくだけではなく、脱毛後のアフターケアにも徹底して力を入れています。
普通は1回の照射で済むところを、2回重ねて照射しているので、その分他院よりも施術時間は倍以上かかります。
だからと言って二人がかりで施術する事は決して致しません。ただでさえも他人に裸を見せるには恥ずかしい事です。
また、毛や身体の悩みはそれぞれ複雑で、出来れば心を開いた人だけに相談したいものです。
２人がかりでやれば確かに時間は短縮できますが、施術時間よりも患者様の気持ちを最優先で医療脱毛を行っています。
大変な手間と時間を要しますし、回転率を上げなければ利益にならない脱毛業界では、行うことが出来ない唯一無二の照射方法です。

熱破壊式(ショット式)、蓄熱式の仕組みと効果の違い

熱破壊式(ショット式)脱毛と蓄熱式脱毛は、医療レーザー脱毛の２つの主要な方法です。
どちらも永久脱毛を目的としていますが、この２つは仕組みや効果に違いがあります。

熱破壊式(ショット式)脱毛は、発毛組織である毛乳頭に高いエネルギーをもつレーザーを照射して毛根を破壊します。
熱破壊式(ショット式)は脱毛効果が高く、脱毛回数も少なくて済むので、より早く脱毛効果を出していきたい方に向いています。
また、太く濃い毛にはとくに効果があり、毛の抜け方も目に見えて分かります。

一方、蓄熱式脱毛は、毛を再生する働きをもつ組織である、バルジ領域にアプローチすることで発毛を抑制します。
バルジ領域は近年新しく発見された器官で、毛母細胞や毛乳頭よりも浅い位置にあります。
蓄熱式脱毛は、この周囲に低い出力の熱を何度も重ね照射し、熱を上手くため込ませて回数を重ねて施術を行うことで効果を出していきます。
また毛の抜け方も熱破壊式(ショット式)に比べると遅く、永久脱毛を行うためには多くの施術回数が必要となります。

熱破壊式(ショット式)のメリットとデメリット

メリット

• 高い脱毛効果：熱破壊式(ショット式)脱毛は、毛根に熱エネルギーを加えることで、確実に毛を脱毛することが出来ます。一度の施術で多くの毛を処理することができ、施術回数が少なくて済むため、時間と手間を省くことができます。また、熱破壊式(ショット式)脱毛は、毛の種類に関係なく脱毛効果が高く期待できます。
• 安全性が高い：熱破壊式(ショット式)脱毛は、肌へのダメージが少なく、安全性が高いと言われています。
• 脱毛効果が長続きする：熱破壊式(ショット式)脱毛は、毛乳頭や毛母細胞を破壊することによって、毛の再生を阻害する脱毛方法です。毛乳頭や毛母細胞が完全に破壊されると、毛根に再生能力がなくなり、その毛穴からは新しい毛が生えてくることが出来なくなります。

ただし、施術の時期や施術時の毛の成長サイクルには個人差があります。毛の成長サイクルには、成長期、退行期、休止期の３つの期間があり、熱破壊脱毛は毛根が成長期にあるときに施術することで、効果が最大限に現れます。

デメリット

• 施術費用が高い：熱破壊式(ショット式)脱毛は、高度な技術と施術時間が必要とされるため、施術費用が高い傾向にあります。
• 施術中に痛みがある：熱破壊式(ショット式)脱毛は、毛根にエネルギーを加えるため、施術中に痛みを感じることがあります。ただし、最新の医療機器を使用することで、または施術者の技術により痛みを軽減することができます。
• 日焼け肌には適さない：熱破壊式(ショット式)は、肌色によって脱毛効果が変わるため、日焼け肌や、強い色素沈着がある肌には適しません。肌の状態をしっかりカウンセリングで見極める必要があります。

熱破壊式(ショット式)と蓄熱式の回数と期間の違い

熱破壊式(ショット式)脱毛と蓄熱式脱毛の回数と期間は、使用する機械や個人の毛の量や質によって異なります。

熱破壊式(ショット式)脱毛は毛根を破壊するため、１回の施術で多くの毛を処理できます。
一般的に、４～８週間ごとに施術間隔をあけて施術を受けることをお勧めします。
熱破壊式(ショット式)脱毛は、数回の施術で脱毛効果が出ることが多く、5～6回の施術を受けることが一般的です。

一方、蓄熱式脱毛は、毛根周囲の温度を上昇させて脱毛するため、1回の施術で多くの毛を処理することは難しいとされています。
蓄熱式脱毛は、脱毛にかかる期間が長く、脱毛の効果出るまで多くの施術回数が必要です。
通常4～8週間おきに施術を受け、一般的には最低10回～１２回以上の施術を受けることが必要とされています。
また毛周期に関係なく施術が可能と謳われているサロンなどもありますが、毛周期に関係なく施術が出来る脱毛機はありません。
他、蓄熱式のデメリットとしては、蓄熱式の偽物の脱毛機（厚労省の承認が取れていない中国製など）を使用して、安く脱毛しているクリニックも多々あることも懸念点として挙げられます。
大切な身体に使用するレーザーです。どのような機械か、しっかり調べてから脱毛するようにしましょう。

まとめ

脱毛は一生のうち何度も繰り返して行う施術ではありません。
お顔のたるみやしわなどは、年齢を重ねると自然と増えてきてしまうので、その時々のお悩みに沿って適切なケアや美容施術をしてあげる必要と、継続していく必要があります。
しかし医療脱毛は一度やって毛をなくしてしまえば、その後は何度も追加して行わなくて済みます。
もしずっと継続して行う必要があるのであれば、沢山のクリニックをまわり、色々な機械を試してみるのもいいと思います。
しかし何度も行う必要があるのであれば、家で毎日ムダ毛処理しているのと何ら変わりがありません。
出来るだけ少ない回数で、出来るだけ費用を抑えてという最終目標をトータル的に考えると、熱破壊式(ショット式)が医療脱毛のなかでも最も効果的のある方法のひとつで、蓄熱式に比べて多くのメリットがあります。
目先の安さや手軽さを優先せずに、結果どうなりたいのかを最優先で考えて、自分にあうクリニック、機械選びを慎重にすることをお勧め致します。