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脇のムダ毛にさよなら!ワキ脱毛のメリット・デメリット


初めに


1.イントロダクション

ノースリーブやタンクトップを着た時気になるのが脇のムダ毛。
毎日の処理が手間だったり、肌トラブルの原因にもなることから、ワキ脱毛を考える方も多いのではないでしょうか?
全身脱毛を考えるなかで、一番最初にトライする部分が脇脱毛です。
脇脱毛には様々な方法がありますが、特に注目されているのが医療脱毛。
施術を受けることで、なめらかな肌を手に入れることができます。
今回はワキ脱毛のメリット・デメリットについて探ってみましょう。
ワキのムダ毛にさよならを告げる前に、しっかりと情報をキャッチして、自分に合った施術方法を見つけましょう!


1.1 脇の美容への意識の変化

脇毛は身体の毛の中でも毛が太く長いことが多い部分なので、思春期の早い時期から気になる部位となります。
年齢が低い段階から脇脱毛は不動の人気の部位です。
私が学生の時は親に脱毛をお願いする事はできなく、カミソリでの処理が主流だったかと思います。
しかし、現在では自分で剃毛する事によって肌が荒れてしまったり、色素沈着がついてしまったり、毛が濃くなり増える方がいると言う事がわかっていますので、少しずつ脱毛が主流に変わってきました。
医療脱毛のみが永久脱毛をすることが出来ると言う事もずいぶん周知されていますので、低年齢でもSNSで情報を得て、自分で医療脱毛をしたいと親御さんを説得してご来院されるお子様が多くなりました。
又は早い内から医療脱毛をさせてあげたいという親御さんも増えています。
情報社会の現代では、脱毛人気部位の脇の脱毛開始時期はかなり低年齢化している傾向にあります。


1.2 ワキ脱毛の人気の背景

脇脱毛の人気の背景には、SNSの普及が大きくかかわっていると思います。
かなり低年齢からスマホを手にする機会がある現代では、情報を早くから得ることによって脱毛開始時期が早くなっています。
TVCMからも情報を得て脱毛やりたいと思ったんです!という低年齢層の患者様もいらっしゃいます。
色々なところで脱毛の情報を目にする機会が増えた為、脱毛に興味を持つ人の幅も大きく広がっているのだと思います。


2.ワキ脱毛の基礎知識


2.1 脱毛のメカニズム

- 2.1.1 レーザー脱毛とは?

脱毛にはいくつか種類があり、脱毛と呼ばれているものでも、医療レーザー脱毛・エステ脱毛・光脱毛・ニードル脱毛・フラッシュ脱毛・IPL脱毛等様々な呼び方をする脱毛があります。
脱毛が初めてでしたら、沢山種類がありすぎて何がどう違うのか混乱してしまいますよね。
医療機関である脱毛クリニックで取り扱われているのが、レーザー脱毛・ニードル脱毛です。
その中でもレーザー脱毛が主流となります。
レーザー脱毛にも種類があり、波長(レーザーの届く深さ)の異なるヤグレーザー・アレキサンドライトレーザー・ダイオードレーザーの3種類があります。
このレーザーを肌に当てることで毛母細胞やバルジ領域、ニッチ(毛細血管や神経組織周囲)に作用し、毛を生やす指令を出している部位を破壊する事で脱毛する事が出来ます。
永久脱毛が出来るのは、医療レーザーのみです。
また、波長が同じでも、熱破壊式レーザー・蓄熱式レーザーと分かれており、レーザーのターゲットとする部位が異なるため、毛の抜け落ち方や痛みの程度が異なってきます。
先ずは熱破壊式レーザーで脱毛されることをお勧め致しますが、「熱破壊式で施術を受けてみて痛みが辛すぎた」「皮膚の色味が濃く火傷が心配」などがあれば蓄熱式へ移行されるのがお勧めですので、カウンセリング時にどんな機械を保有しているクリニックなのか聞いておくとよいでしょう。
ご契約前にご自身の肌質や毛質にあった機械を選択できるよう肌悩み等ございましたら、カウンセリング時に伝えておきましょう。


- 2.1.2 IPL脱毛との違い

よくエステ脱毛で使用されるのがIPLを用いた脱毛です。
IPL脱毛は医療レーザーと比べるとパワーが弱く資格のない人でも施術が出来るので、永久脱毛することは出来ません。
無資格で施術が行えてしまう為、何か肌トラブルがあった際はすぐに診てもらう事が出来ませんので、ご自身で別の皮膚科などに罹らなければならないことがほとんどです。
パワーを上げることが出来ない為、医療脱毛よりも痛みは感じにくいかも知れません。
しかし、効果を実感するまでに回数がかかりますし、それに伴い脱毛にかかるトータルの期間も長くなってしまいます。


2.2 ワキ脱毛のメリット

- 2.2.1 長期的な効果

医療レーザーで脱毛すると永久脱毛ができますので、早めに施術してしまえば、一生のうちにかかる剃毛の時間をものすごく短くすることが出来ます。
脇の剃毛は早ければ小学生からしています。
医療脱毛をしてしまえばかなり長期的にお手入れを楽にすることが出来ます。
また、早めに脱毛をして長期的に剃毛しないで過ごせることにより、剃毛による肌荒れも起こさずに済みますので、肌荒れを繰り返すことで起こる色素沈着を防ぐことが出来ます。

- 2.2.2 他の脱毛方法との比較

エステ脱毛では痛みは抑えられると思いますが、パワーが弱いため効果を得られるまでに回数がかかります。
また、毛の抜け落ちも照射後反応した毛がほぼ全て抜け落ちるイメージではなく、太い脇の毛でもまばらに抜け落ちる感じです。
クリニックやエステに通わなくても自宅でできる手軽さから家庭用脱毛器も人気ですが、家庭用脱毛器もパワーが弱い為こちらも回数がかかります。
また、ベッドに寝ていれば脱毛が終わっている施術を受けに行くものとは違い、自分で毛の位置を確認し手を伸ばしたり、首を曲げたりしながらセルフで照射しなければなりません。
その為徐々に面倒くさくなってしまい、店舗での脱毛を契約しにご来院される患者様もすくなくありません。

2.3 ワキ脱毛のデメリット

- 2.3.1 施術にかかる時間と回数

脱毛レーザーは成長期・退行期・休止期とある毛周期の成長期にしか反応しない為、医療レーザーにおいても1回の照射で1-2割程度しか脱毛する事が出来ません。
その為照射パワーの強い医療においてもご満足いく程度まで脱毛する為には5-10回程度の回数がかかってきます。
満足いくまでの回数は個人差がありますが、2ヵ月に1回を10回行うと合計1年半以上を必要とします。
この回数・期間を面倒くさいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、乗り越えると永久脱毛ですのでかなり楽になります。

- 2.3.2 皮膚への影響

レーザーはメラニンに選択的に作用するように作られています。
メラニンを含むのは毛だけではなく、皮膚にもメラニンは含まれます。
その為、レーザー照射と皮膚のトラブルは切り離せない関係にあります。
脱毛によって引き起こされる皮膚トラブルは、火傷・毛嚢炎があります。
エステ脱毛でも同じようにリスクはありますが、医療脱毛では医師が常に勤務しておりますので、何かトラブルがあった際にはすぐに医師による診察を受けることが出来ます。


3.ワキ脱毛の適用部位と特長


3.1 ワキ脱毛のポイント

- 3.1.1 なぜワキが注目されているのか?

脇脱毛は一番手頃な価格で始められますし、誰もが気になる部位となります。
昔から人気の美容施術であり、脱毛と言えば1番初めに始める施術となっています。

- 3.1.2 プロの施術と自宅ケアの比較

家庭用脱毛機の性能も良くなってきており、価格も少しずつ下がってきているので、家庭用の脱毛機を所持されている方も多いと思います。
また、ずっと剃毛での処理を続けられている方もまだまだ多いのではないかと思います。
これで満足している、という方もいるのだと思いますが、医療クリニックで脱毛するのと自宅でのケアの大きな差は、それが一生続くのか?言う点ではないでしょうか。
医療レーザーは2-3年の間に5-10回程度の来院で一生毛が生えてこない肌になれるのに対し、自宅でのケアは永久脱毛する事は出来ませんので、ケアを一生続けなくてはなりません。
脇は自宅でのケアにより色素沈着・埋もれ毛などのトラブルを起こしやすい部位となります。
早めに医療脱毛に切り替え、肌トラブルを起こさないようにしておく事がとても大事です。

3.2 他の脱毛箇所との比較

- 3.2.1 顔脱毛との違い

女性の顔の毛はほとんどが産毛で、どの部位と比較してもかなり薄い部位になります。
その為、医療脱毛で毛を減らすことは出来ますが、実感までに回数がかかりやすい為、根気のいる部位かもしれません。
顔に比べると脇は体の中でも1~2位くらいで毛が濃く密集している部位です。
毛の濃い部位の方が減った実感を早く感じることが出来る部位となります。
初めての脱毛で全身の施術を考えていらっしゃらない方も、是非脇は一番に選んで頂きたい部位です。

- 3.2.2 脚脱毛との比較

足も濃い毛が生えやすい部位ですよね。
医療脱毛でも比較的実感が早く、脇と同様に脱毛が初めての方にかなりお勧めの部位になります。
脇よりも施術範囲が広くなりますので、施術時間が長くなってしまいます。
痛みに弱い方は、痛みに対する心の準備もしておいた方が良いかもしれません。
は毛が濃いので痛みは出ますが、施術をしている時間は5分もかからない事がほとんどです。
初めての脱毛で痛みの程度に不安がある方には、もってこいの部位となっています。




4.ワキ脱毛の施術プロセスと注意点


4.1 施術の流れ

- 4.1.1 事前の準備

施術前保湿をしておくと痛みの軽減に繋がります。
脱毛前は日焼けをしない様過ごしてください。
また、日常的に毛抜きをされている方は、脱毛2週間前には毛抜きは必ず中止するようにして下さい。
施術の前日か当日の朝にご自身で剃毛してご来院して頂ければ、脱毛準備は万端です。


- 4.1.2 施術中の感覚
当院で使用しているライトシェアデュエットは吸引式のレーザーですので、皮膚が引っ張られた感じがした後に熱さを感じます。
引っ張られるため、軽くつねられているような感覚と表現される方もいらっしゃいます。


4.2 注意すべきこと

- 4.2.1 日焼けとの関係
日焼けによって皮膚のメラニン量が増えてしまうとレーザーが皮膚に反応しやすくなってしまうので、火傷のリスクが高まります。
日常では脇の日焼けは中々しないかと思いますが、脱毛中に紫外線の強い地域で水着になる際などにはかなり注意が必要です。

- 4.2.2 施術後のスキンケア

脱毛は毛だけでなく皮膚にも熱を加えますので、脱毛後は肌の水分が飛び、乾燥傾向に傾きます。
乾燥により痒みが出てしまったり、油分のバランスが崩れ、毛嚢炎が出来たりしてしまいます。
脱毛後は保湿を十分にしてあげることで、炎症が早く鎮静され皮膚トラブルが起きにくくなります。
脱毛で毛の処理を完了した後は肌が気になる方が多いです。
折角脱毛して毛が無くなったのに、肌が荒れているのは嫌ですよね。
炎症による色素沈着を起こさず美肌になる為にも、脱毛後の自宅でのケアは大切です。



5.ワキ脱毛に関する疑問解決


5.1 痛みはある?

- 5.1.1 痛みの程度

脱毛は多少の痛みが伴います。
痛みの閾値には個人差がある為、ご友人から全く痛くなかったと聞いてきてもご自身の時にはとても痛く感じる場合があります。
逆に痛かったと話を聞いてきても、あれ?全く痛くなかったですという方も。
本当にひとそれぞれです。
脱毛の原理としてタンパク質に60度以上の熱を加えることでタンパク変性が起こるということがあります。
タンパク質である毛母細胞等は60度以上で変性し破壊され脱毛効果が得られる為、少なくとも60度以上の熱を加えなくてはなりません。
これが脱毛中一番ネックとなる、痛みとなって現れるのです。
その為脱毛中の痛みを抑える=パワーを下げる=効果が下がるとなってしまうため、頑張れる範囲で痛みを頑張って頂くと効果を十分に得られやすいと考えられます。
脇は太毛が密集し痛みの出やすい部位ではありますが、小学生の女の子でも耐えられている子も多いので、怖がり過ぎずに是非一歩踏み出してみて下さい


- 5.1.2 痛み軽減の方法

痛みを軽減するためにはまず事前の保湿がとても重要です。
肌が乾燥していると痛みを感じやすくなってしまいますので、当日の朝・前日の夜は保湿をしてください。
色素沈着が元々ついてしまっている方は、保湿の習慣を毎日に出来ると肌のターンオーバーが促され、色素沈着を薄くすることが出来ます。
日々のケアも重要ですので、是非習慣にしていきましょう。
剃毛を綺麗に行う事も重要です。
施術前に剃毛状況を確認し、足りなければ施術者側も追加で剃毛を行いますが、ご自身で根本までしっかりお剃り頂くことをお勧め致します。
剃毛が甘く数ミリでも表面に毛が残っていると、レーザーが全ての色味に反応しますので痛みが辛くなります。
また、表面で熱が奪われてしまうため毛母細胞まで届かず、効果的に脱毛することが出来なくなってしまいます。

5.2 効果は本当にある?

- 5.2.1 施術後の変化

脱毛レーザーを当てた後、脇は毛が太いので赤みが出ることが多い部位です。赤みが出るのは正常な経過です。
赤みは通常1~2日で治まります。

レーザーに反応した毛は毛穴の中に残った状態になりますが、2-3週間をかけて自然にぽろぽろと抜け落ちます。
レーザー照射後から抜け落ちまでに時間がかかる為、毛が生えてきたような印象があるかも知れませんが、時間とともに抜け落ちますので、無理やり毛を引っ張らず、自然に抜け落ちるのを待ってあげてくださいね。

- 5.2.2 個人差と期待値

人には個体差がある為、元々の毛質に大きく差があり、痛みに耐えうる程度にも差があり、また皮膚状態にも差があります。
色々な要素が作用しあって脱毛効果を得られる為、同じような毛質の方が同じ回数の脱毛の施術を受けても、全く同じ効果が得られるわけではありません。
少ない回数で大きく変化した症例写真を見ることもあるかと思いますが、脱毛のスピードは各々違いますので、ご理解いただいた上で脱毛に望まれた方が良いでしょう。
しかしながら、脇は一回一回の毛の減りが早く、体の中でも少ない回数で効果実感を得られる部位になります。
どなた様も毛が減る期待を大きく持って脱毛に臨まれて良いと言えるでしょう。




6.Q&A


6.1 ワキ脱毛の適用年齢は?

成長が早いお子様の場合、10歳ごろから脱毛を開始される方もいらっしゃいます。
脇毛が生え、毛が太くなって来たタイミングが脇脱毛を開始できる時期になります。
脱毛を開始する事は出来ますが、開始するタイミングが早すぎて思春期の成長期が終わっていなければ、照射後も次々と新しい毛が生えてきてしまいますので、高校生頃が一番タイミングの良い開始時期だと思います。

6.2 施術前に気を付けるべきことは?

脇の太い毛が生えている部位よりも少し広範囲でしっかり剃毛して下さい。
脇の皮膚は窪みが出来てしまう為剃毛しづらいと思いますが、1方向からだけでなく、腕の位置を変え重ねて剃毛してください。
毛が残ってしまっていると表面で毛が焦げて痛みが辛くなってしまいます。
また、レーザーの熱が肌の表面で奪われて脱毛効果が下がってしまいます。
 肌が乾燥していることも痛みの原因になりますので、施術前日の夜には十分に保湿してみてください。


6.3 施術後の生活に制限はある?

レーザー照射後は赤みが残ることがあります。
赤みを早く鎮めるために、施術当日は激しい運動・飲酒・長風呂・マッサージの様な血液の循環が良くなってしまう事を避けてお過ごしください。
また、赤みのあるうちに紫外線に当たってしまうと色素沈着として残りやすくなってしまうため、赤みが出ているうちは紫外線対策もしっかりと行ってください。
赤みなどの炎症が引いた後は日常生活での制限はございません。


7.まとめ


7.1 ワキ脱毛の利点と注意点

脇は効果を得られるまでにかかる回数が少ない部位ですので、はじめての脱毛にお勧めの部位です。
面倒な自己処理の煩わしさから解放されますので、検討されている方はいち早く脱毛を始めることをお勧めいたします。
脱毛が完了するにはある程度の回数・期間がかかり、減毛実感には個人差があります。
この点と多少の痛みには注意が必要ですが、これらの注意点よりも断然メリットの方が大きい施術となります。

7.2 脇のムダ毛にさよならするためのステップ

ムダ毛の処理から解放されるための選択は、脱毛の施術を受けることの一択です。
特に医療脱毛をお選びいただくと、より少ない回数で、より短い期間での脱毛を行う事が出来ます。
クリニックによって保有している機械の種類が違い、保証などに関しても様々です。
違いを確認した上でご自身に合ったクリニックをお選びください。
ムダ毛を自己処理している時間はもったいないです。
ぜひ早めに脱毛を始めてみてください。

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