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医療脱毛は生理中にNG?ピル服用時の注意点


医療脱毛は、レーザー光を使って、ムダ毛を根本から処置する施術方法で、多くの女性に大変人気があります。
しかし、生理中に脱毛をするのはNGとしているクリニックもあります。
当院ではVIO以外の施術は可能ではありますが、あまりお勧めはしていません。
生理中は体調が不安定になり、皮膚の敏感度が高くなっているため、施術による痛みや肌トラブルがおこりやすい傾向にあります。
また、ピルを服用している場合の医療脱毛はどうなのかと質問を受けることも多くありますが、その場合は、カウンセリング時に医師にしっかり伝えておく必要があります。
女性ならではの不安、生理中の医療脱毛について説明していきます。

生理中の医療脱毛


1. 生理中の脱毛のリスク

生理中に医療脱毛を受ける場合、以下のようなリスクがあります。


・痛みや違和感

生理中は、子宮内膜の剥離が起こるため、子宮周辺の筋肉が収縮します。この収縮が、脱毛の施術中に痛みや違和感を引き起こすことがあります。
生理中でなくとも、医療脱毛は多少なりとも痛みを伴うものなので、出来れば生理は避けて脱毛をすることをお勧めします。

・血液の流れが悪化

生理中は、子宮内膜が剥離され、出血が起こります。この出血によって、血液の流れが悪化する場合があります。
血流が悪化すると、脱毛の施術中に痛みを感じやすくなり、また、施術後は炎症や感染症のリスクが増加することがあります。

・ホルモンバランスの影響

生理中は、ホルモンバランスが大きく変化する為、脱毛の効果や再生能力に影響を与える可能性があります。

・トラブルのリスク

生理中は女性ホルモンの影響で皮膚が敏感になりやすい傾向にあります。
また、生理中は体温が上昇し、汗をかきやすくなるため、脱毛後に汗をかくことで感染症のリスクが高まる可能性があります。
肌が敏感になっているため、一時的に赤みや腫れが強く出る場合、また、肌トラブルや色素沈着を起こす可能性もあります。

2. 生理中の脱毛の注意点

生理中は女性ホルモンの影響で肌が敏感になりやすく、肌荒れや色素沈着のリスクが高くなります。
そのため、施術前後の肌の状態を確認し、トラブルが起きないようにすることが大切です。
また、生理中は血液の循環が悪くなることがあります。
そのため、痛みに敏感な方や肌が弱い方は施術を避けることをお勧めします。
生理中に医療脱毛を受ける際は、ご自身のお肌の状態や痛みの感じ方などを事前に施術者に相談し、適切なタイミングを決定することが重要です。また、施術後はお肌のケアをしっかり行い、日焼けや摩擦を避けるように注意しましょう。

3. 生理中に避けるべき部位

生理中に脱毛を避けた方がいい部位として、以下のような箇所が挙げられます。


・陰部周囲

生理中は、陰部周囲の皮膚が敏感になり、痛みを感じやすくなっています。また、血液や分泌物によって皮膚が荒れる可能性があります。

・下腹部

生理中は、子宮が膨らんで下腹部が腫れやすくなっています。そのため、下腹部は痛みを感じやすくなる傾向にあります。

・腰周り

生理中は腰周りの皮膚が敏感になっており、痛みを感じやすくなっています。下着やショーツが擦れて摩擦による刺激を感じたことがある方もいらっしゃると思います。そのため、腰周りや臀部の脱毛は避けた方がいい部位となります。

ピル服用時の医療脱毛

1. ピル服用の影響

ピルを服用することで、女性ホルモンのバランスが変化するため、脱毛の効果に影響を与えることがあります。
エストロゲンが低下することにより、脱毛効果が低下する可能性があります。一方、プロゲステロンが増加することで、脱毛の効果が高まる場合もあります。
但し、これらは個人差があるため、必ずしも脱毛の効果に確実に影響するものではありません。
また、脱毛時に肌が敏感になることがあります。
さらにピルには副作用がある場合があります。一般的な副作用としては、吐き気、頭痛、胃腸の不調、体重増加が挙げられます。
これらの症状がある場合は、脱毛の施術を受けるのが困難となる場合があります。
個人差があり、一概には言えませんが、ご不安な方は医師にご相談下さい。

2. ピル服用時の注意点

服用を勝手にやめず、服用したまま脱毛をしてください。
やめることによって、ホルモンバランスが崩れるため、脱毛の効果に影響を与える可能性があります。
また、肌が敏感になっているため、脱毛前は肌を保湿し、脱毛後も肌を十分に保湿することが重要です。
肌の保湿は、刺激を受けた肌を守り、肌トラブルを防ぐことに繋がります。

3. ピル服用時の適切な対処法

脱毛後は肌の刺激を避け、施術部位を清潔に保つことが重要です。
脱毛後は過剰な刺激を防ぐようにしましょう。
また、不安な場合は、脱毛の施術日を医師に相談することをお勧めします。

脱毛の適切なタイミング

1. 脱毛周期と生理周期の関係

生理周囲は、月経周期とも呼ばれ、女性の生殖器系で起こる周期的な変化を指します。
一般的に、生理周期は28日~32日程度で、生理の始まりから次の整理が始まるまでの時期です。
生理周期中には、卵巣から卵子の排出や子宮内膜の厚みの変化などが起こります。
生理周期との関係ですが、女性の場合、生理中や生理直後はホルモンバランスが乱れるため、脱毛の痛みを強く感じやすくなる場合があります。
また、生理周期によってホルモンバランスが変化するため、毛周期が影響を受け、脱毛の効果が低下する場合があります。
そのため、生理前後は避けるようにするのが良いでしょう。

2. 脱毛効果を高めるポイント

毛周期にあわせて脱毛施術を行うことが最も大切ですが、脱毛効果を高めるためのポイントとしては以下のことが挙げられます。

・施術前に毛をしっかり剃る

・保湿をしっかり行う

脱毛後は肌が乾燥しがちになりますので、保湿をしっかり行うことで肌の状態を整えることができます。
また保湿を行うことで、肌に負担がかかりにくくなり、脱毛の痛みを和らげることができます。

・施術後の紫外線対策をしっかり行う

脱毛後の肌は敏感になっていますので、施術後の紫外線対策をしっかり行うことが大切です。
紫外線を浴びると肌が刺激を受け、炎症を起こしやすくなります。
帽子や日傘を利用したり、日焼け止めはこまめに塗りなおしたりすることでお肌を守りましょう。

・脱毛施術前に肌の汚れを落とす

・肌を清潔にする

施術前に肌の汚れをしっかり落とすことで脱毛効果が高まります。
肌に残った汚れが光を遮るため、毛根に光が届きにくくなる可能性があります。肌に残った汚れは肌に負担をかけ、脱毛の痛みを増強させる原因にもなります。

3. 脱毛クリニックへの相談方法

脱毛コース契約中に生理になった場合は、早めに相談することが大切です。早期に相談することで、後のスケジュールの調整がしやすくなりますし、クリニックにとっても、キャンセルが出た場合の対応などにおいてとても助かります。
当院では、生理になった場合は、VIO、臀部の予約は、当日のキャンセルであっても、1回遅れの対応をさせて頂きますので、ご安心下さい。
診療前の時間であれば、メールかLINEでのご連絡が可能です。診療時間中は、お電話での連絡がスムーズとなります。
ご連絡をいただいた時点で、次回予約の調整もスムーズに行うことが可能です。

医療脱毛のアフターケア

1. 脱毛後のスキンケア

脱毛後のスキンケアは、効果的な治療結果を得るために非常に重要です。医療脱毛後のスキンケアについてのポイントとしては、

・冷却

脱毛後は肌表面が軽い炎症を起こしているため、帰宅後は可能であれば冷却をしてあげましょう。
冷却により肌の熱を取り除き、炎症や肌トラブルを防止することができます。

・日焼けを避ける

脱毛後は肌が敏感になっているため、日焼けを避けることが重要です。直射日光は避け、サウナや温泉なども1週間は控えましょう。

・洗顔の仕方に注意する

顔脱毛をした際は、洗顔の仕方に注意が必要です。強い刺激を避け、優しく洗顔するようにしましょう。また、刺激の少ない洗顔料を使用することをお勧めします。

・保湿をしっかり行う

脱毛後は肌が乾燥しやすくなるため、保湿をしっかり行いましょう。
保湿剤を使用して、肌をしっかり保湿することで、肌トラブルを予防することが出来ます。また保湿剤は肌を落ち着かせる効果もあるので、脱毛後にはとても重要な役割を果たします。

2. 脱毛後の過ごし方

医療脱毛は、肌表面に熱を加えてムダ毛を除去するため、脱毛後には肌に負担がかかることがあります。
そのため、脱毛後の過ごし方には注意が必要です。脱毛後は以下の事について気を付けましょう。

・熱いものを避ける

脱毛後は肌表面が熱くなるため、サウナや温泉、お風呂などの熱い場所に入るのを避けましょう。

・日焼けを避ける

・運動を控える

脱毛後は激しい運動を控えるようにしましょう。とくに、汗をかくような運動は避け、軽いストレッチなどの運動に切り替えます。
どうしても運動の必要がある場合は、冷却ジェルやアイシングパックなどで肌を冷やすようにしましょう。

・サプリメントの摂取

脱毛後は肌トラブルを予防するために、ビタミンCやビタミンEなどのサプリメントを摂取することをお勧めします。これらの栄養素は、肌の健康維持や肌の修復に必要な成分であり、摂取することで肌を健康的に保つことができます。

・服装に気を付ける

脱毛後は肌が敏感になっているため、締め付けの強い服や粗い素材の服を避けましょう。また、着替えの際には肌を擦らないようにしましょう。

・脱毛部位の刺激を避ける

脱毛後は、脱毛した部位に刺激を与えないようにしましょう。脱毛後はマッサージなどの摩擦を避け、脱毛部位に圧迫を与えないようにしましょう。

3. 炎症やトラブルの対処法

医療脱毛後の炎症やトラブルは、主に肌へのダメージや感染症などが原因となります。
肌へのダメージには、光アレルギーなどによる熱損傷、毛穴のつまり、刺激による皮膚の乾燥やかぶれ、感染症による炎症が挙げられます。
炎症や腫れが起こっている場合は、炎症部位を冷やすことが有効です。冷却すると血管を収縮させ、腫れや痛みを軽減することができます。
保冷剤やアイスパックを触接肌に当てるのは避け、タオルなどで包んでから当てるようにしましょう。
重度の炎症や肌トラブルが続く場合は、速やかに医師に相談しましょう。
医療脱毛は医療機関で行いますので、適切な薬剤の処方や、必要に応じて治療を行うことが可能です。

よくある質問

Q 予約の日に生理になりました。コースは消化になりますか?
A 生理の場合は、当日のキャンセルでも消化にはなりません。LINE、メール、お電話で必ずご連絡をお願いします。

Q 生理痛があるので、鎮痛剤を服用しています。鎮痛剤を服用して脱毛は受けられますか?
A 脱毛の痛みを緩和させるのに、鎮痛剤の服用が有効ですので、かえって服用していた方が楽に受けられます。薬品名などは、クリニックに申告するようにしましょう。

Q 生理周期がばらばらでも脱毛はできますか?
A 不順な場合は、婦人科で一度検診を受けてからの脱毛が望ましいと思います。生理周期が規則正しい方が、脱毛のスケジューリングがしやすくなります。

Q 生理中に脱毛をして、逆に毛が濃くなりませんか?
A 生理中に1回脱毛をしだだけで濃くなることはないと思います。

まとめ

生理中に医療脱毛を受けることについては、通常は問題ありません。

ただし脱毛する部位によってはできない場合があります。施術前には必ず医療スタッフに相談し、自分にとって安全なタイミングで脱毛を受けるようにしましょう。

生理周期に合わせることで、本当に効果的に脱毛ができます。

クリニックなどの医療機関で脱毛を受ける場合は、専門の医師やナースに相談できるので安心です。無料カウンセリング時や施術時には、どんな些細なことでもお気軽にご相談下さい。

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